チョコレートの成分と種類
2017年2月11日の日経新聞に「チョコっと健康にうれしい」というチョコレートの機能性に注目した記事が載っていました。
チョコレートの主な成分は、カカオ豆の胚乳部分をローストしてすりつぶしたカカオマスとカカオ豆の脂肪分であるココアバターです。
この2つに砂糖を加えたものをダーク(ブラック、ビター)チョコレート、砂糖のほかに乳製品も加えたものをミルクチョコレートと呼びます。
そして、カカオマスが入らず、白いココアバターに砂糖や乳製品を加えたものはホワイトチョコレートとして分類されるそうです。
チョコレートに含まれるカカオがスゴい!
「栄養と料理」という雑誌の2017年3月号の中で、東京大学大学院社会予防疫学分野の佐々木敏教授は次のように書いています。
「カカオにはカカオポリフェノールという物質が含まれています。ポリフェノールは抗酸化物質の一種で、動脈硬化を予防してくれる作用が期待されています。ワインやりんご、お茶などさまざまな食べ物に含まれていますが、チョコレート、中でもダーク(ビターとも呼びます)チョコレートに豊富です。カカオポリフェノールには血圧やLDLコレステロールを下げ、満腹感を与えてくれる可能性も報告されています」
現在、ハイカカオチョコレート(カカオ分が70%以上)の継続摂取によって、認知能力の低下を防げるかどうかを調べる研究が進められています。
またハイカカオチョコレートを継続して食べると、便通の改善が期待できるという研究結果もあるそうです。
チョコレートのおすすめの食べ方
- カカオ70%程度の「ハイカカオチョコレート」を選ぶ
- 毎日25~28グラムを何度かに分けて少しづつ食べる
最近では、パッケージに「カカオ○%」と記載しているチョコレートも多いですよね。
チョコレートを選ぶときは、カカオの多いチョコレートを選んでみてくださいね。