NASAがみつけた若返りの秘策

NASAが体の“老化スイッチ”を発見

アポロ計画で有名なNASA(アメリカ航空宇宙局)が、老化を遅らせる 「老化スイッチ」 を体のある部分に発見したと2016年11月16日放送のNHKガッテン!が紹介していました。

宇宙では地上の10倍老化が進むといわれています。宇宙に半年いると筋力は半分になり、骨密度の低下は、老人の1年分の変化がわずか1ヶ月間で起こってしまうそうです。

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老化の原因は?

最大の原因は無重力。無重力の状態では、運動していても、筋力の低下や骨密度の低下が起こってしまうのは、耳の中の内耳という場所にある耳石という器官が影響しているとのことです。最近の研究で、この耳石こそが体の老化のスピードを左右する原因の一つであることがわかってきたそうです。

無重力と同様に悪影響を及ぼす“習慣”とは?

無重力と同じような悪影響を体に及ぼす 「ある習慣」 が明らかになってきました。

それは座り続けることです。

1時間座り続けると22分寿命が縮むという研究結果もあります。ほかにも、がんのリスクが上がったり、骨密度の低下、代謝異常、認知機能の低下、循環機能の低下などといった悪影響が生じます。まさに無重力と一緒です。

無重力状態では、耳石は浮かんだような状態で動きません。座り続けているときも、耳石はあまり動きません。この耳石が活発に動かないことが大問題なのだそうです。

耳石は全身の筋肉や自律神経とつながっているため、耳石があまり動かないと、全身の筋肉や自律神経の働きもおとろえ、筋力の低下や循環機能低下、代謝の異常などの様々な悪影響が起こると解説されていました。NASAの研究によってわかった、若返りの秘策は、30分に1度立ち上がることです。立ち上がると、頭が前後左右に動くため、耳石を効率的に動かすことができるからだそうです。

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番組で座り続ける時間が長い方に 「30分に1度立ち上がることを2週間」 続けてもらったところ、

  • 中性脂肪が15%減少
  • 悪玉コレステロールが5%減少
  • 逆に善玉コレステロールが11%も増加

していることがわかったと報告されていました。

ぜひ、30分に1度は立ち上がることを心がけてみて下さい。

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