男性にも更年期障害!?

男性の更年期障害とは?

2017年5月9日に放送されたNHKのクローズアップ現代という番組のテーマは、「がんや認知症も!?コワーい “男の更年期障害”」 でした。

疲れがとれない、やる気がでない、イライラするといった症状に襲われる中高年の男性が今、増えていると番組は伝えています。

これらの症状は、男性ホルモン 「テストステロン」 の減少がもたらす 「更年期障害」 が疑われる症状だそうです。

男性の更年期障害も様々な不調を引き起こす

最新の研究では潜在患者は600万人。深刻なケースでは 「認知症」、「うつ」、「心臓病」などを引き起こすこともある現代病だということです。

テストステロンは、筋肉や骨をつくったり性機能を維持する働きがある、いわば男らしさを象徴するホルモンで、これが減少すると筋力の低下、不眠、発汗性機能の低下などの不調をもたらします

また認知機能にも関係しているため、テストステロンが減少すると、やる気が出ない、イライラするといった感情面でも影響が出てくると番組では解説されていました。

kounenki

男性ホルモン低下のサインは?

順天堂大学医学部の堀江重郎教授は、仕事の過度なストレスはテストステロンの分泌にとって大敵だといっています。「最近笑っていない」、「新聞が読めなくなった」、「よく眠れない」、「メタボ気味」 などは、男性ホルモン低下の典型的なサインとも言われているそうで、年のせいと放っておくと、症状が悪化してしまう場合があるとのことです。堀江教授は番組の中でこう述べていました。

新聞を読むというのは、小さい活字を見て、それをインプットして理解するという、かなり高度な知的機能を使うと思うんです。テストステロン、男性ホルモンは、この認知機能に深く関わっていますから、男性ホルモンが減ってしまうと、こういった新聞を読むということが結構しんどくなってくるというふうに感じています。あるいはメタボ。男性ホルモンは筋肉を作って、同時に脂肪を小さくするという作用があるんです。ですから、男性ホルモンが減ってきますと、筋肉が減って、その分、今度は脂肪が増えてきて、ちょっとぽっちゃりしてくると。こういったメタボ傾向になりやすいということになります。

様々な不調の原因になる更年期障害。女性だけではなく、男性も気を付けたいですね。

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