“笑い”は副作用のないクスリ

“笑う”ことが健康状態に好影響!?

2017年1月7日の日経新聞に、「笑う門には健康来る」という記事が載っていました。

全国の65歳以上の男女約2万人を対象にした調査によれば、普段ほとんど笑わない高齢者は、毎日よく笑う高齢者より、1.54倍「健康状態がよくない」と感じているそうです。

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笑う=有酸素運動

調査を実施したメンバーの一人の東京大学大学院の近藤尚己准教授(公衆衛生学)は、「健康に対する自己評価が低い人ほど、寝たきりになる割合や死亡率が高いことがわかっている」とコメントしています。

笑うと緊張をほぐす副交感神経が優位になってリラックスします。また、笑うときは腹筋などの多くの筋肉を使っているので、笑うこと自体が有酸素運動になっています。

これらが、笑いの健康効果を生んでいると思われます。

【症状別】笑わない人と笑う人の発症率は何倍?

脳卒中

ほとんど笑わない人は、ほぼ毎日笑う人に比べ、脳卒中を有する割合が1.6倍です。

心筋梗塞

ほとんど笑わない人は、ほぼ毎日笑う人に比べ、心筋梗塞などの心臓病を有する割合が1.21倍高い。

糖尿病

毎日声を出して笑っている人に比べると、週に1~5日程度しか笑っていない人は1.26倍ほとんど笑わない人は1.51倍も糖尿病を患っている比率が高い。

認知機能

ほとんど笑わない人は、ほぼ毎日笑う人に比べ、認知機能が低下する割合が2.15倍も高い。

作り笑いでも効果あり!?

「幸せだから笑うのではない。笑うから幸せなのだ。」 というフランスの哲学者の言葉がありますが、作り笑いでも脳血流量が増えるなど、本当に笑った時と同じような反応が起こるそうです

笑いを体操と捉え、気分に関係なく笑う動作をする「笑いヨガ」が各地の健康教室などで活用されていると記事には書かれていました。

ぜひ、毎日笑うことを意識してみてくださいね。

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